3分間スピーチ(学生) 例文・ネタ

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3分間スピーチ(学生) 例文・ネタ

学校での授業の一環として「3分間スピーチ」が行われることがあります。日本ではなかなか人前に立って自分の経験や考えを他人に伝えるという機会はないため、貴重な体験となると同時にスピーチしなければならない本人にとっては大変プレッシャーの掛かる場面となります。

世の中にはいろいろなタイプの人がいますから、中には人前に立つことに何の抵抗も無い人もいます。その場の思いつきでしゃべっても上手く内容をひねり出し、人を引き付ける魅力を持っている人もいます。しかし、多くの人はやっぱり緊張しますし、中には頭が真っ白になって黙りこんでしまう人もいるのです。

3分間スピーチではやはり事前の準備が大切です。3分間というと短いようで実は長いものです。しゃべる内容を全て暗記するのではなく、起承転結でポイントを抑えるようにし、多少間違ったり詰まったりしても問題ない、と自分に言い聞かせて臨むようにしましょう。

言い間違えたとしても聞いている方からすればそれが問題だとは思いません。それよりも話している内容や、話し手の感情、一生懸命さが大切なのです。

話す内容についてはその時々で重い内容であったり軽い内容であったりしますが、求められるのは「学生らしい若々しく、何かを学び取ろうとする姿勢」です。単に楽しかった、おもしろかった、という経験談ではあまり評価は芳しくないでしょう。

3分間スピーチ(学生) 例文
私は先日の連休を利用し、熊本の南阿蘇村へ災害復旧のボランティアに行ってきました。事前にボランティア参加の方法や交通手段については確認し、二日間行動し続けるための最低限の食料など自分の思いつく限りの準備をし、現地へと向かいました。

現地ではまず役所でボランティア参加のための手続きを行い、その後村の担当者によって作業の説明やグループごとの移動が行われました。このような災害は当然村役場の方も経験されたことがなく、一つ一つ手続きがとても煩雑で時間が掛かるものであったのが気になりました。また、ボランティアに参加しようとしている人の中には装備や食料等の面で準備不足な人も多く、結局ボランティア活動をせずに帰らなければならない人もいました。

私は現地では半壊した住宅から出たゴミを仕分けし、撤去する作業を行いました。一緒に作業をしたメンバーの中には遠く北海道から来られた方や、5年前に宮城県で東日本大震災を経験した方もいました。作業の合間に、東日本大震災との違いや被災地の今後の復興についてなど、たくさんの貴重な経験談を聞かせて頂きました。

二日間の作業を終え、私は帰路につきました。果たして自分の力がどの程度役に立ったのか。あまり自信はありませんが、現実の実情をこの目で実際に見て、そしてそれをこうして皆さんに伝えることで、遠いこの地からでも改めて被災地復興のために何か出来ることがあるのではないかと考えるきっかけになれば嬉しく思います。そして災害はいつどこで起きるか全くわからないこと。万が一のための備えは怠ってはならないということを思い知る経験となりました。

上記例文でも実際にスピーチとして話すと1分程度にしかなりません。約3分間とするためには起承転結を骨組みとして、単に文章を読むように話すのではなく、時に聴き手に質問してみたり、敢えて長めの間をとって感情の昂ぶりを表現してみたりする必要があります。

スピーチではあまり堅苦しくせず、表情豊かに自分の感情を素直に表現した方が聴き手の心に訴える力を持つのです。

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