定年退職の挨拶スピーチ例文・ネタ

スポンサードリンク

定年退職の挨拶スピーチ例文・ネタ

社会人としてある意味一番最後の仕事と言えるかもしれません。それが定年退職の際のスピーチです。長年お世話になった同僚や部下、上司に感謝を込めて語りかけましょう。ただし、一つ気をつけなければならない事は「長くなり過ぎない」という点です。最後の仕事であり晴れ舞台ですからいつまでもスピーチを続けたい気持ちは分かります。思い残す事がないように考え得る限り話をしたいことと思います。しかし、聞いている側が「もう結構」とか「長い聞き飽きた」という気持ちに少しでもなってしまったら感動の具合も半減してしまうのです。

もっと話を聞きたかったな。もっと一緒に仕事をしたかったな。と残された人たちに思わせるようなスピーチが最高なのです。もし何か伝えたい事が残ってしまうようであれば、それは個別の挨拶回りの時に触れるようにしましょう。全体への挨拶スピーチはご本人が「少し短いかなあ」と感じるくらいが調度良いものなのです。

定年退職の挨拶スピーチ例文
みなさんお疲れ様です。本日は私のためにこのような場を設けて頂きまして、大変ありがたく思っております。

この株式会社◯◯に入社して、はや40年となりました。あの入社式の日が、今この退職の瞬間を迎えてもなお昨日の事のように記憶に蘇って参ります。あれからたくさんの出会いと別れがありました。そして少しのトラブルと、数えきれないほど多くの喜びを味わいながら、毎日の職務にただひたすら専念して参りました。

この40年間で最も大きな印象に残っているのは◯◯プロジェクトを立ち上げ、今でも我が社の主力製品として業界全体に幅広く認知されている▲▲の開発に成功したことであります。何度も失敗を重ねましたが、あの時の苦労と経験がその後の私の社会人生活を心身ともに支える大きな柱となってくれたのです。

私は本日を持って、この職場を去ります。これまで私が少しでも皆さんの、そして社の力になれたのであれば、それは最高の幸せであります。若い皆さんはその元気溢れる体力と、斬新な発想力を持ってこの会社を更に大きくしていって下さい。期待して陰ながら応援しております。

これまで本当にお世話になりました。そしてありがとうございました。また、どこかの街角で顔をあわせることがあるかもしれませんね。その時は昔話にでも花を咲かせましょう。ありがとうございました。

上記例文は一番に伝えたい事である「感謝」についてスポットをあてた内容となっています。40年間も務め上げた会社です。本人が会社のためにしてきた貢献は多大なものであるのは間違いありません。しかし、そこを謙虚な姿勢で「少しでも力になれたのであれば幸せに思う」と伝えるのです。だからこそ聞く者の心を打ちます。

感動狙いでスピーチをするわけではありませんが、退職者の強い心情をなるべく聴き手にも伝えるのは大切なことなのです。

サブコンテンツ

このページの先頭へ